分級化の方法

2021年10月13日 オフ 投稿者: admin

地図の作成にも必要となる取得データのクラス分け(分級化と呼ばれています)方法がいろいろ提案されています。それぞれの方法には得手不得手があり、その特徴を把握したうえで使用することが必要です。そのうえでいくつか適正と思われる候補を選定し事前にその方法での概略の結果を確認したのち細部へ作業を進めていくのが望ましいとされています。そこでいくつかの分級方法をご紹介していきたいと思います。その一つに、「平均や標準偏差」を利用した分級法があります。データの特質として正規分布に近い傾向が見込まれる時に有効とされているもので、クラス間隔を標準偏差(データのばらつきをみるときに有効な数値)の倍数にとり、平均値をセンターとしてクラス分けしていくものです。この手法を採用することで、平均に近いところほどデータが集中しているため不等間隔とはなりますがデータ数は等分に近くなり、平均から離れるにしたがってデータ数も減り等間隔となる傾向があります。