地図作りの原点とは?

2021年12月4日 オフ 投稿者: admin

地図をあらためて定義しようとするとすぐに返答できないと同じように、球体である地球のあるエリアを示す曲面が何で地図のような平面で描けるのだろうか、という単純な疑問にもぶつかってしまうでしょう。

ここでまずは最初の質問に対して、地形図という限定で学校などで指導されている模範解答となるような定義付けは教科書にお任せするとして、要は地表に存在するいろいろなものを位置をベースに表現した図とでも言えばわかりやすいのかもしれません。そして、問題は次の質問の答えです。

こちらはなかなか一口に言い表すことは難しいうえに、この経緯がまさに現代の地図作りのベースとなる考え方の変遷とも言えるからです。それでは順を追って現在の地図作りがどのようにして確立されていったかを含め説明していきたいと思います。

曲面を平面で表現する、と聞くと現代では航空写真でとったものをベースに作ればいいのでは、と考えてしまいます。

もちろん航空写真が実際現在でも重要なデータ収集源であることは間違いないようですが、飛行機がなかった時代から地図は存在していたと言われると当時はどうしていたのか、とさらに疑問がわいてきます。まさに地図作りの原点がここにあるのです。