都市の見世物小屋の役割

2021年7月4日 オフ 投稿者: admin

当時を描いた浮世絵には、見世物小屋や川辺、橋などが多く登場し、人々が街中を行き来する姿が快活に描かれています。「見世物小屋」は、3つの種別に分別されていました
【曲芸】・・・軽業・曲独楽・足芸・曲持・曲馬
【細工見世物小屋】・・・人形・細工・仕掛け
【動物見世物】・・・動物
近年の都市開発は、自治体が主体となって計画を進めていくような計画的なプロジェクトとなりますが、江戸やそれ以前の都市開発から引き継ぐものとして考えられているのが、交通環境による人の流れが生み出す賑わいです。

また、それよりも古い時代の、都市開発についての起源としては、神社周辺地域への参詣者が、行き交う経路が都市開発への大きな影響力として捉え考えられています。

その場合、浅草は「浅草寺」、両国は「回向院」とともに、都市が活性化され隆盛する賑わいをみせたと考えられています。